*これもすべて同じ一日*

毎日の備忘録。最近は作ったもの=食べたもののことばかり。

百万円と苦虫女

とあることから、21歳の女の子が実家を出て、見知らぬ土地で働いて、
100万円たまったら次の土地に行く…というロードムービー

主演の蒼井優は宛書だったらしく、ぴったり。彼女の、人間が嫌いってわけじゃないんだろうけど、他人とどこか距離をおきたがるような、少し神経質な雰囲気が良かった。あの舌たらずにしゃべるところも。spring系?のゆるっとした小花柄のワンピースやチュニックとかあれこれ着ているんだけど、どれもこれもかわいい。桃もぎの農家の帽子もかわいい。

撮り方はぱっぱっと場面毎の切り替えが早くて、そのせいか描写不足の部分もあったけど、それをおいといても、ラストシーンがいいです。どう話はころぶかかわからなくて…どきどきした。ネタバレになるから書けないけど、失恋した人とか元気がでると思うよ。
恋愛メインの映画じゃないんだけど、三番目の土地での森山君とのシーンが好き。出会って付き合うまで1日しかないんだけど、森山君の距離の詰め方がね…なんかもどかしくて、いい。
今までややオーバーアクション傾向の役者さんだと思っていたので(と分析できるほど出演作も見てないけど)、自然にぽつぽつとしたセリフ運びとかが印象的だった。
っていうかかっこいいの。けして顔の造作はいわゆるハンサム顔ではないと思うんだけど不思議な色気があるね。
ピエール瀧の、いい人なんだろうけどどっかきもい役もよかったな。弟役の子役の子も演技がうまかった。