*これもすべて同じ一日*

毎日の備忘録。最近は作ったもの=食べたもののことばかり。

アクロスザユニバース

LKの演出家の作品、ということで見てきた。いわゆるジュークボックス・ミュージカル/カタログ。ミュージカルというやつですね。アバのマンマ・ミーアも映画化進行中だし、こういうジャンルって流行っているのかな?

全編ビートルズのナンバーでつないでるわけですが、歌の比重高し。ベトナム戦争とか市民運動をからめるのがやや強引?というより、台詞がかけあいというより、モノローグ的。一貫したストーリー…もとい設定のあるPVを連続して見ている感じ。
ビジュアルもさすがパペットでLKを再現した監督、なかなかユニーク。蛍光色のビビッドな色の使い方とか、途中の薬でラリってる(ってあってるかな)シーンの二次元と三次元のまぜこぜ感とか。
まったく説明的ではないから見る側の補完能力によるかも…
一番感心したのは出てくる人みんな歌うまかったこと。当たり前のようで当たり前になかなかならぬことだと思うのです。

私のビートルズに対する知識はヘイジューとか有名な曲をサビを聞いて気づく程度。だからこういう微妙な感想になっちゃうけど、これはファンにはたまらないって思う。ポルオタ的に言えば、
リリーやジェロニモって名前の人が出てきて*1、彼女にチョコを渡して仲直りしようとしたけど失敗して*2、そんな彼女なんかシラネって言って*3、お別れのシーンで「さよならばかりが人生」って歌って…*4
そんな風に妄想するだけで楽しいんだから、レビューサイトでの好評価はむべなるかな。だって世界のビートルズだもん。

*1:『横浜リリー』『Mr.ジェロニモ

*2:『ビタースイート』

*3:『ニセ彼女』

*4:『あなたがここにいれば』