会社の営業さんから借りて水曜日に映画館でさーっと読んだ。
高校の図書館で借りた相談室シリーズにはまって、一時期エッセイを買い集める程度のらもファンで、らもが死んだのって未だに実感がない。朝日新聞の書評かなんかでとりあげられていて、けっこうセンセーショナルな風に書いてあった*1ので、どんなものかとおもっていたら、そこはさらっとしていた。
最初の方は筆者の生い立ちとらもに出会って結婚するまでにけっこうページが割かれている。
らもの若い頃の姿とか、ファンとしては読んでいて興味深い。
えふ女史とはやっぱりそうだったのかあ、という印象。だって一時期実家にいる描写がまったくなかったから変だなあって感じたもの。
奥さんの「本妻」としてのプライドのようなものをひしひしと感じた。女史側からの反論は…ないので(当然)これもいち視点からの本にすぎないんですけども、結局なんであれ「妻」なんだものなあ、奥さんのみーさんは。
みーさんはらものことがそれでも好きで、自分のなかのらもの存在感・信頼感?が確立されている。死んでもなお。そのパワーがすごい。
しかし奔放に生きている人だなあ。
読んでいたららもよりも、このミーさんのほうがきになっちゃいました。
- 作者: 中島美代子
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2007/07/26
- メディア: 単行本
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*1:一時期、他の人と寝ろといわれたりとか