雨の後、空気がひんやりとしていたこの日、結婚しました。結婚相手は墓穴の人です。
前日も、その日の朝もなぜか実感がわかず、メイクさんやカメラさん、ブーケを持ってきてくれた花屋さん、介添えさんたちと話していても、なんだかぼぉっとしていて、鏡の前に立って花嫁姿の自分をみても、何かコスプレをしているような気分で。式のリハも、本番も、なんだか心ここにあらずでした。緊張していたんだろうなあ。指輪をはめるのを右手と間違えたし。
前日まではものすごく不安でいっぱいで、とんでもないつまらないことになったらどうしようって、悪い想像ばかりしていたのだけれど、ホテルの人も、メイクさんもカメラマンさんも花屋さんも司会者さんもプロで、自分の想像以上のお仕事ぶりで、そして安心させてくれた。安心させてくれたから、楽しめた。楽しめるなんて私はまったく想像もしていなかったので、嬉しかった。
来てくれた方も、みんな少なくとも楽しそうにしてくれて、ごはんが美味しかったよとか、ポジティブワードだらけでいてくれて…母も父も喜んでいたようだ。妹も、祖父母も。。
式が終わった後は撮影をして、スウィートでのんびり披露宴の食事を食べて（そういうサービスがあるところで嬉しかった）、人心地ついてから区役所まで入籍届を出しに行ったのでした。
