*これもすべて同じ一日*

毎日の備忘録。最近は作ったもの=食べたもののことばかり。

銀英伝の舞台を観に行ったよ!

銀河英雄伝説外伝オーベルシュタイン編を友達にさそわれて見に行って来ました。ちょうど銀英伝を読んだばかりだったので、いいタイミングでした。
外伝といっても、今回のための完全オリジナルストーリーらしいです。田中芳樹書きおろしではない…ようです。

銀河帝国の非公式な諜報機関・通称"Hound(ハウンド)"―――"猟犬"を意味するその組織は、オーベルシュタイン家の私的機関として、その"Fu¨hrer(フューラー)"(総裁)の座は当主に代々受け継がれており、その存在を知る一部の軍幹部からは"オーベルシュタインの犬"とも呼ばれていた。

オーベルシュタイン家の跡継ぎであるパウル・フォン・オーベルシュタインは、両目が見えないという先天的障碍を持って生まれた。
「もし私がゴールデンバウム王朝の始祖、ルドルフの時代に生まれていたら、『劣悪遺伝子排除法』によって処分されていたでしょうな。」
パウルは、ゴールデンバウム王朝の始祖ルドルフが作った、遺伝子を妄信して自分の存在を否定しようとしたこの国を、強く憎むようになる。

オーベルシュタイン家の厳格な当主オトマールは、悪しき遺伝子を持った嫡男パウルに不満を持ち、妾の子であるシュテファン・ノイマンを呼び戻す。

「オーベルシュタイン家の表と裏、これまで代々の当主が一人で担ってきたことを、お前達二人で分担するのだ。悪しき遺伝子の子でも、それならばどうにかできるであろう。」
オトマールは"Hound"の当主である"Fu¨hrer"の座を異母兄弟二人に分担させようとする。

体制を守ろうとする兄ノイマンに対し、弟パウルは、本人の能力、識見に関わらず世襲で地位が決まり、ひとたび生まれた場所から抜け出すことさえかなわないこの社会に強い疑問を持つ。
そして、その体制を打破しようとするラインハルトに共鳴し、兄と対立していく…。

後に銀河帝国の皇帝となるラインハルトの参謀として、帝国の影を担うオーベルシュタイン。
その秘めたる過去とは…。
そしてその義眼の見つめる先は…。

― 外では徹底して仮面を被るのだ。冷徹な仮面を。―

感想はというと…このあらすじを読むとしっくりくるものが、実際みたときあれ?って思ったことが多かったかな。
オーベルシュタインっていうと、ちょっと陰鬱というか…策略家というか…そういう印象なんだけれど、ムラがあり。少年時代はピュアそのものなんだけど、後半になっていきなり冷酷〜な感じになり、少年時代と青年時代があんまりつながってないというか…少年時代がピュアすぎて、なんでこんな冷酷になるんやーと。母の死がきっかけ…なのか?
あと劣悪遺伝子つうのも重要なキーワードなんだけれど、そのことだけが帝国崩壊を思うキーになるのかあ?とも。なんだろう…脚本上にはちゃんと書いてあるのに、どうも少し物足りない感じ。Houndがギャグ担当で使えなさそ〜な感じだったのも、逆効果だったとも。もちろんこういうお笑いないと舞台ってつかれてしまうのだけれど。
出ていた俳優さんたちは良い感じでしたよ!カーテンコールのあとに歌謡ショーがあったのは…笑でした。歌うオーベルシュタイン…でも貴水さんっていつも歌がお上手だな!って。とうとう来春には同盟編ですが、ヤン・ウェンリー河村隆一ってなんなんだろうねえ。歌うヤン・ウェンリー
崎本大海君ってこがキルヒアイスをやっていたんだが、これがもう!少女漫画から出てきたような線の細い美少年ぶりで息を飲んでしまったー。わたしショタコンになった覚えはないんだが…

義眼をとりだしてギラリ、とか、マインカイザーは映像出演でキルヒだけ友情出演だったりなんだり、ハウンドは本当に使える奴らに思えん、など色々突っ込みどころはありつつ、続きが気になります。