*これもすべて同じ一日*

毎日の備忘録。最近は作ったもの=食べたもののことばかり。

たまには史学科生らしく

とは言っても自分で買ったわけじゃなくて、家の本棚にたまたまあったので電車の行き帰りで読んだのです。

僕の叔父さん 網野善彦 (集英社新書)

僕の叔父さん 網野善彦 (集英社新書)

宗教家の中沢新一さんが父の妹の旦那さんである、日本中世史の権威の網野善彦さんとの交流とその間で討論した内容とかが書かれている本。網野さんの本は一年生のときに課題図書で1回読んだっきり。それも岩波新書で安かったからという適当な理由で…

今期は文化人類学系の授業ばっかりとったせいもあって、多少の知識をもって読んだから言葉でつまずくことはなくてよかった。「アジール(wiki参照)」って概念がおもしろいなーと思った。やっぱり歴史のおもしろさって事件史や活躍した人に目がついいっちゃうけど、こういう表にさっと出てこないシステムや存在っておもしろい。1・2年のときにもっと勉強しとけばよかったと思ったよ。

あと新書にしては珍しく読ませる文で、もう一回読みたくなった。そういう本に出会えると嬉しい。